2018年3月15日木曜日

【ジャンボ反省会2018】最高に危機感の足りない男【3局目】

先月末のジャンボ3局目。

相手は金井囲碁教室チーム。

今見返すとこの碁から既にかなり内容がひどいです。

最初に相手がミスしてくれたので

楽勝かと思いきやこちらもきちんと咎められていなかったり

そのうえ咎め損なったのに形勢を楽観していたりで

かなり危うい勝利でした。

ではみていきましょう。



俺の白番。

相手は星と小目のコゲイマジマリからスタート。

こちらは小目とサンサン。

そして6手目で即サンサン入りから

21とシチョウに抱えたところまではありそうな展開。

そこで俺はシチョウアタリも兼ねた一石二鳥の二間ジマリ!






△はシチョウアタリなので

相手は1と抜くかA辺りに備えれば普通でした。

この進行なら白は次にBのカタで打とうかと思っていました。

シンプルに考えて左辺が大きいのはわかるのですが

Cの割打ちとかでもちょっと厚みに近寄りすぎてそうなので

Bカタが妥当かなという感じです。

黒の1でAだったらDも選択肢に入りそうです。



ところが実戦は1のヒラキ。

これに関しては相手も3局目で疲れてて

ついうっかりという感じみたいですね。

シチョウに抱えていたはずの種石が逃走。

この石が捕まらないので

△とロが分断されて黒が苦しい展開に・・・。



なってくれるはずだったんですが

上図の実戦進行ではどちらも黒から上手く打たれて

白逃げ出した石が重いようにみえます。

いったい何が悪かったんだ・・・。



今見ると1に対してAノビの手で2とのぞいてみたいかな。

△の急所だし相変わらずシチョウは悪いのだから

こっちから打つべきだったな。



黒も単ツギぐらいのものだろうから

2から4にかけてAにはBに押していく感じでしたね。



あとちょっと思ったのが黒からの軌道修正案として

カケから捨てて打たれても難しかったのでは?という話。

左上隅は既に生きてるし右上隅もサンサンで固いのだから

黒からしたら三目は取られても惜しくないし上辺の価値も低い。

この図は結構ありそうな気がしません?



実戦に戻って14のツメまでを見るとやっぱり

シチョウ逃げ出しで得したはずの白だけど

中央の石は厚いとも言えないし

上辺も平坦だけど治まられてるし

右辺はそれなりにまとまりそうだし

なんだか思った以上にイマイチな進行をたどってますね。

それでいて打ってるときは

シチョウ脱出して分断したら悪くないよね?

とか思って楽観してるんだからダメだよね。



ちょっと進めて黒は白の左辺を△で制限しつつ1へ。

白はAとBで迷ったんだけど

左辺荒らすのがわかりやすいと思ったのでBへ。



さらに進めて左辺は大体治まり形。

黒が14のカドに入ってきたところ。

実戦はAに渡ったのですが

今だったらBで打ちそうです。



こちらがAに打った後の実戦進行。

11にたたかれて13回られてちょっと中央に不安が・・・。



1に並んでたらこんな感じでしょうか?

Aの逃げ出しを見つつBに頭出す手もあるので

黒としてもすぐにCに生きたくはないだろうけど

何か抵抗するにしてもこの時点で苦しそうな気もする。



というかさっきの図の3のハネだしでは単キリで黒困ってるか。

ABCDだったら隅の地が大きそうだし。



ってことで実戦は絶賛怪しい紛れルート爆走中。

ここも手堅くAに抱えておきなよといいたいね。



1,3はAのキリから△とロの絡み攻めを狙おう

とか考えてたんでしょうね。

そんな場面じゃないんだけどなぁ。



一応サガリが利いても隅はコウ残りってのは

打ってるときも読めてました。

ただ地だけの問題だと思ってたんだから

危機感が足りないよなぁ。



6の曲がりまで一応ABCのコウ残り。

Cと内側から行かないといけないのがツラいので

本当に地だけの問題だったら

黒も仕掛けづらいコウなんだけどね。



黒はいったん放置して左辺の攻めを再開。

ここの白が弱いうちはAのキリなんて実現しないんだから

右辺の対応がおかしかったのがわかるよね。



ここで黒1に打たれて実は中央の一団に目がないんだよね。

つまり隅のコウを仕掛けられると△全体の命に係わる話になってる。

さらにいうと打ってるときはまだそれに気づいてなかったんだよね。

本当に何考えてたのやら・・・。



Aに飛び出した手では1の方にケイマしておくんだったね。



左辺一団は1から封鎖されても辺に先手一眼。

6のブツカリで最低限△のどちらかに一眼できるのだから

危険が迫っていたのは中央の方だったんだよね。



実戦はさらに進んで中央まるで目がない状態になってから

1,3とコウを仕掛けられて

初めて大石に危機が迫っていることに気付いたんだよね。

AとかBとかからソバコウが結構あったので助かったけど

コウダテの数次第では本当に危なかったよ。

最後は数えて盤面でも少し残してたから

コミ含めて10目ぐらいは違ってたのかな?

しかし後日見返すとここまでひどいなんて

打ってた時にはまるで思ってなかったよ。

4局目以外はそこそこだったけど

最後までスタミナ持たなかった的なことを

1局ごとの反省の前にジャンボの感想として書いてた気がするけど

3局目の時点でヘロヘロじゃないか!

3局目はたまたま相手も消耗してたけど

ラストはスタミナのある相手だったかもしくは余力を残していたか。

次が最後だけど4局目は一瞬で終わるから瞬き禁止な!

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