2018年1月11日木曜日

今年一真剣に打った碁と言っていい!

では前回予告した通り

先日打って来た初台碁聖戦のひとり反省会を始める!

まずは1局目。

俺の白番。



黒の二連星に対して白はサンサンと小目の構え。

普段とは違い地で先行するスタイルで行ってみた。






左上隅の進行はどうなんだろうね?

黒の厚みが立派な気もするんだけど

白地もそこそこあるんだよね。

このあと打ってるときは黒はAにかけるつもりで

20と伸びたのかなと思ってたんだけど

実戦はBの方にツケてスソを止めに来たんだよね。



なので白は2のノビ。

黒は3を利かしてから5に並んで6,7はこんなもんとして

ここで実戦はAに打っちゃったんだけど

その前にBにトンでおくべきだったなぁ。



Bのトビから打っていればこんな感じ。

Aのサンサンの感触とか全然違っちゃうけど

中央△の三子をくつろいでおく方が大事だったと思う。



実戦は2のトビ打たれて中央が窮屈過ぎた。

今更Aとか補強しても形が薄いし

Bくらいに打たれてても自信ないので



さらに稼いで中央攻めさせることにしました。めっちゃ怖いけどww



実戦とは違いますが局後の検討でこんな図も示されました。

このノゾキからカケの方が俺は怖かったです。



まぁこうは打たないんですが

こんな風に中でもがくようでは生きてもツラいので



1からの出切りとか5のツケコシとかで打つんでしょうけど

ちょっと厳しそうですよね?

Aの押しが利くかどうかとか見通しが立たなくて自重したらしいです。



実戦はトビからオオゲイマにカケてきました。



この辺は割と一本道で16まで進んだ時に



1のツケだけ利かして手抜いたんですけど



ここ手抜いた時は1から3で目を取りに来ても

4で生きてるってヨミだったんですが



実戦は単に1でした。

そりゃそうだよな。

AやBみたいな絶対の利きは保留するに決まってるんだよなぁ…。



黒1に対して2についで受けたんですが

この瞬間ちょっと怪しくないですかね?

最悪でもAやBに対してCに受ければ生きはあるので

まずは黒からCに来るのがどうかですが。



白2の押しにとりに来るなら外を受けられないので

こんな感じになりそうですが

Aから△のところは欠け目になっちゃいますが

Bの押しの具合もあって取る方が難しそうですね。



実戦は1の出から来たので2,4と生きました。

ただAのキリで△が切り離されるのはツラいですけど。



黒キリを入れる前にアテを利かしてきたの機敏だなぁと思いました。

△2子捨てる前提での利かしです。

こういうの打ち損なうとただで損しちゃいますからね。

かといって2目繋ぐとAのハネダシからの味が悪いですし。



白は中央切り離されたところを値切りに行きました。

5に対して6に戻ってくれるなら7ハネ打ってから



左下ポンヌキに回って打てそうです。

2のオサエ、3のヒラキとなった時に

△の3手ずつの交換は白のプラスだと思います。



単にポン抜いて開いた図と比べると白が利かしてますよね?

左下のポンヌキに回った段階では

ちょっと良くなったかなと思ってたんですが

多少良くても最後までしっかり勝ち切れるかは別なんだよね。



黒1のカカリにAに受けてるのもあったかな?

実戦はBに挟んだのだけど。



カカリに受けるとこんな感じ。

コレでも打てるのかもしれないけど

ちょっと狙っていたところがあったので

ハサミから石を持っていきました。



3のコスミにも4のトビ。

狙いのある方に白石を増やそうとしています。



こっちのコスミツケどうなるのかなって思ってたけど

Aの差し込みから切られると難しいので自重したそうです。



1とこっちのコスミツケからだったので

白も渡ってお互い平和な感じに。



1~5を決めたのは悪手だったとのこと。



1のキリに2,4を決めて6が狙っていた部分(△)だったんだけど

結果的にはこれが敗着になりました。



2のコスミを全く見てなくてここで時間も無くなり

この碁は40分秒読み20秒1回なんですが

もう10分あれば3とは打たなかったよなぁ…。

でも時間残せてないのも力不足だからね。仕方ないね。

実戦の進行だとAにハネる大きなヨセが残った上に

Bのハネダシも防げていないという

黒ばかり強化されて白何もやってない悲しい事態になってます。

こんなことになるぐらいなら



辺に狙いとか持たずに平凡に飛んでた方が

100倍ましでした。悲しいね。



局後の検討では3にツケて踏ん張る手があったらしく

時間内にそれを発見できなかったことが敗因となりました。

というより



黒1のツケに対する2のアテコミが見えてなかったのが敗因って感じですね。

この手で黒がAでもBでも大丈夫だったのです。



アテコんだ石を取りにくれば2から4で切り離せるし



黒のツギには渡っていてこのえぐり方なら隅の地も大きいし白良しでした。



単に2は3トビで隅が生きても白が良さそうです。



グズミで出ていくのはゴリゴリ押して行って

△に待機してる援軍に助けを求めます。

ってことで実戦は黒を咎め損ないましたが

俺がちゃんと対応できていれば

コスミはツケられてると苦しかったようなので



黒もサガリとかだったんですかね?

ただこれも



2のコスミからAにBとかけての攻め合いとか

色々変化が多くて難しそうです。



実戦はただただ白が損をしてしまいましたが

時間無くてテンパってる状態で

打ってるときはそのこともわかってないんですけどね。



とはいえ形勢が悪いのは何となく感覚でわかってたので

1には2から取りに行ってダメなら投げるようだなと思ってたんですが



何故かここは白に上手いこと出来ていて…。



絞ってダメ詰めて黒取れちゃったんですよね。

まぁそれでも左下の損が激しいのでまだ黒が良いんですけどね。



1のハネは打ってるときは秒読みでよくわかってなかったんですが

局後に渡り止めだよって言われてなるほどと思いました。



というのは仮に1とか2とかなったとしてこの図で3にハネると



黒はダメ詰まりで渡りを止めることができないんですね。



1は2で両当たりだからね。

こんな割と簡単な話すら

20秒の秒読みだと分からなくなってしまうとか

ちょっと残念過ぎるよなぁ…。

簡単な読みの速さとか精度とかで

まだまだ改善の余地アリアリアリーヴェデルチってことだよな。



こっから先はホントにただのクソ粘りですね。

7の放り込みも一見コウのようだけど



コウダテを打ちつつ続けていくと…。



6に当てたときに



コウの取返しで△三子がアタリになっちゃうから

実質コウじゃなかったんだよね。



ってことで1,2となったんだけど

コウダテで逃げた△のおかげで3のアテが生じてるから

100%損ってわけでもなかったのかな?

かといって得もしてないんだけどさ。



参考までにアテにつなぐと黒はAに入れないよーって話ね。



そんなわけで2子はゲットできたんだけど

5のトビまでで黒が良さそうなのは変わりないんだよね。

最後までヨセて結果は黒の4目半勝ちだったので

左下隅さえもうちょっとまともな打ち方ができていればって思っちゃうよね。

最後にちょっとまとめると



最初に後悔したのはここでBのトビを打たなかったこと。

そして最終的な敗着は



この1と3。特に3はひどいね。

しかもツケがあったよね~とか右辺の渡りの具合が~とかの話なんか

相手に局後の検討で指摘されるまで気付けてないからね。

まだまだ色々な面で力不足だよね。

とはいえ急に改善もできないから一歩ずつ進むしかないけどね。

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