2017年12月1日金曜日

振りかざした拳の向かう先

今回は俺が勝手に「ロケットパンチ」と呼んでいる布石の話をしよう。



黒の初手高目に白が勝手に何かを警戒して右下へ向かい

目外しからオオゲイマに対して6と辺の星へ展開。

この展開って黒でこういう打ち方すると割とよくされる対応なんだよね。

でこの後、上辺を固めるならA、左上固めるならB辺りなんだろうけど

とりあえず大きさ比べ出遅れたくないからC辺りにかかるよね。






で一間高ガカリすると高確率で低く挟まれるから

そこから左辺に石を持っていくとこんな風になる。



この時の△の構えを



俺は「ロケットパンチ」と呼んでいるのだ。

しかし何度か試した結果このロケットパンチには欠陥があり



この1の位置に入られるのが辛い。

黒Aとか隅固めて白Bに開かせるのは良くないし



布石の一貫性って意味では上からの圧迫が本線なんだけど

こうなった時に最初の白△の高い開きが輝いてしまう。



というわけでAのノビがどうやらイマイチらしい。

B12と打った方がこの場合良さそうだ。



白が下がれば2のノビに3からの出切りがあるので4に回れる。



白が1に膨らめば2のアテを決めてやはり左上に回れる。



なので白は単ツギぐらいだけど

最初のロケットパンチと比べて

黒は□にあった石が△に移動していて

加えて〇と〇の交換がある形になっている。

こっちの方が原型のロケットパンチより断然良いよね。



そもそもあのロケットパンチ



方向的に俺が殴られてるからね。

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