2017年10月10日火曜日

読んでたのになぜか違う手を打ってしまう病

数日前、碁会所でのこと。



俺の黒番でこんな形の隅の地があった。






相手はここで1と打って来た。

Aからのハネダシと△の生還を狙った手である。



ここで俺はちょっと読んでから1にコスミツケた。

白はAかBだがAには対策があった。



Aのノビには1とタケフで連絡することで

6のサガリが利かず白を取ることができる。

これは読んでたんだよ!



ところがなぜか実戦2につなぎ

同様の進行から1線のサガリがAを見て利き

白が生還して投了となった。

結構細かい碁だったので

タケフに打っていれば白全部持ち込みなので

勝っていたのだが惜しいことをした。



と思ったが実はBの方のオサエで隅は手になっていたのだ。

2のハネが利いて4に渡ると黒は隅の白を無条件では取れない。



一例をあげれば1,3とワリツギを打った時に

Aが渡りを見て利いているのでAを利かして

そのあとは白がBでもCでもコウになる。



となると黒は1のハネに抑えて隅をハネて



絞って渡らせるくらいだけどこれだと△が生還してしまい

前述のとおり細かい碁だったので負けそうである。



なので正しくは1の置きに2と守り

ハネダシのヨセを許すべきだったということになる。



なおハネダシに切るとこうなって4子が落ちる。



白もヨセとして最善はA置きを打たずに単にハネダシだった。

こうなるなら将来5のコスミツケ打った時に白Aと黒Bはない方が良い。



単にハネダシて切られたら

その時に3と置けばABが見合いなので黒が困っていた。

結論としては



白は置きを打たずにこうヨセるべきで



実戦のように置かれた場合

黒は正しくは隅を受けるべきで



置きに対する応手を黒は間違えたけど

そのあと白も間違えてAに打ったのだから

ちゃんとタケフに打てていれば

お互いの間違いの末

黒勝ちルートに入っていたはずなのに


なぜか読んでいた手と違う手を打って負けた。

ということになる。

お互い全然読めてないじゃないか!!

阿呆かっ!!!

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