2017年9月20日水曜日

序盤中盤終盤隙だらけじゃあ負けるよなぁ!?

まずは多岐技会1局目。

鶴山淳志プロの指導碁から。



とりあえずここまでは普通だよね。

実戦この後すぐAから動いてったんだけど

今見るとおかしいね。

なんで3子局の序盤にわざわざ白の石数が多いところから

戦いを始めてるのさって感じ。

BとかCとか他の大場に打っとけよって思うわ。




帰宅後に並べてみて最初に思ったのは

普段ならBの大場に打ってるよねってこと。



こう打ててない時点でなんか普段通り打ててない感じがする。

もちろん相手の石数多いところから開戦しても

互角に戦えるなら問題ないんだけどさ。

棋力差があるからこその置き石なわけでさすがにそんな自信はないよね。



とはいえ14までは普通のわかれ。

ここで俺の悪い癖がでる。



1と3は悪手。

今決める必要が無いし利き筋を無くしただけ。

こういう手を打たないようにしないと今後上達できない気がする。



ボウシに対して白は2とはずして打ってきた。

ここはAから分断して戦うかBと穏やかに構えて白に守らせるか。



実戦はAからの分断を決行。

△同士を切り離しての戦い。

この進行なら部分的には黒不満ない気がする。



白は9まで頭を出してひと段落。

この時に△の交換がない方が



白の連絡が少し薄い感じだよね。

だからああいう手は打っちゃダメなんだよね。



黒はノゾキから封鎖された一団を治まり白は下辺8に先着。

Aの渡りとBの鉄柱が見合いで左下黒はとりあえずは守らずともおk。

今黒がBに打つのは地だけの問題。



ってことで挟んで全体を攻めていく。

この方針自体は良かったんだけど白2に対してはAに打つべきでした。

実戦はBのボウシで打ったのですが打ち過ぎでした。



開いてトビトビならまだ黒打てる展開でした。



ボウシしたときは2なら7までトビトビの図より勝るとか思ってたのですが

これは黒に都合の良い勝手読みでした。



2,4とツケノビられて△が一気に心細くなってしまいました。

Aの断点も残っています。

ここで黒は一気におかしくしてしまいました。



ツケれた時もツケヒキならこのぐらいでまだやれるのでは?

とか思ってましたがこれも勝手読み。



結局黒はブツカリからトビを打って4のキリを許す展開に。



この辺の戦いはすでに結構嫌な感じになってます。

ここで黒はAに守ったのですが

どうせ裂かれて個別に治まるならBの方が良かったようです。



2から4のトビ下がりに5,7は省けず10のサンサンまで黒つらいです。



1のオサエだけ打って右下隅先行しましたが

この後Aの置きを狙われているのでBに守るぐらいだったかもしれません。



1だけ利かして3のシマリに先着したのですが



白から手厚く補強されて渡りを強要された後に7の置きを打たれました。



実戦は7にはじいてコウになってしまいました。



実戦の5で1の目持ちは4のサガリまでダメだと思っていたのですが



今見ると白も2のアテの後4が省けないので

5まで無条件生きがあったようです。

しかし局後の検討でもコウは仕方ないと言われたのですが

何か見落としてますかね?

つらい生きですが無条件があるなら実戦よりは良い気がするのですが…。



実戦コウ争いの結果中央△を取り込まれてしまいました。



その後1のコスミでなんとかヨセ勝負に持ち込もうとしたのですが

右辺をあっさり割られて10のヒラキに回られては地合い大差です。



下辺もキリからツケのヨセぐらいはありますが

全滅を狙えるような手はないのでゲームセットです。

最後に反省点をまとめます。

この碁は中盤の入り口で



Aのヒラキを逃しBのボウシを選択してしまったのが

一番の反省ポイントです。

序盤に白の多いところから開戦したのも反省ポイントです。



こっちの方が白はやりにくいはずです。



上図の1,3のような味消しの悪手を打ってしまっているのも反省ポイントです。



下辺無条件生きを逃しているのも反省ポイントです。

以上4点が今回の反省点となります。

中盤の石の力関係と序盤の大場感覚と

利き筋保留しない悪癖と読みの力不足ですね。

なんだよ。

フルコースで改善の余地ありじゃないかよ!

いったい何から手を付けりゃいいんだっ!!

追記



この死活についてツイッターで指摘をいただいたのですが

無条件になってしまうのは4が誤りで



放り込みから打たれるとコウになるようです。

やはりコウが避けられないのですね。

なんか読みの力に関しては鍛えたいといいつつ

衰えてる気がするぞ…?大丈夫か?

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