2017年2月10日金曜日

【1月21日】六本木で打った碁~1局目

先月東京で打った碁の反省をしていこうと思います。

大会というよりは練習会みたいな感じなんですが

参加してる人が俺より強い人ばかりなのでかなり勉強になります。

今回は運が良かったのかなんなのかたまたま勝ち越せましたが

普段は負け越してばかりだったりします。

さて1局目は神奈川の強豪K庭さん。

俺が栃木で囲碁を覚えた碁会所の先生の息子さんです。

今まで一度も勝てたことがなかったのですが

今回初めて勝つことができました。やったぜ!



俺の黒番。

例のごとくいつもの布石で挑戦!




高目を見て白は4手目を目外しにしてきましたが

その後普通にしまったので小目の時の布石に戻りました。

カタツキから飛んだ時に白は上に寄せた割打ち。

AとBどちらから詰めるかの選択です。



下辺から詰めた場合この進行。

コスミツケて攻めたときに白がAに守ってくれれば

黒もBに守ってて満足なんですが

逆に白からBに打たれた場合

割打ちの一団にそれほど厳しい攻めがなさそうだったので・・・。



実戦は上辺からのツメを選択。

白が2間に開いたのでコスんで圧迫。

白がAまで開けばBに跳んでCに守らせて先手を取ります。

実戦は白が先手を取って上辺に回りました。

黒は手抜かれた右辺の2間ビラキの一団を厳しく攻めたいところです。

 

実戦はボウシからケイマして△へプレッシャーをかけて

下辺から中央にかけての構えを豊かにしようとしました。



しかしこのツケから捌かれてしまうんですね。



ツケられた時点では大体こんな相場ですが

隅が固まったことより△の黒石が腐ったマイナスが大きそうです。

白中央が厚くなると下辺の黒の構えもスカスカです。



せめてケイマした手ではコスミの方が良かったですかね?

コスミであれば同じ進行になった際に



AじゃなくてBにいる理屈なのですぐにではなくとも

後々つないで攻める余地が残るからね。



実戦進行に戻り1の地点は白からケイマされても大きいところ。

しかし続く黒3の抑えはいまいちでした。

3ではAあたりに打ってBのトビなどを狙う方が良かったです。



実戦白からそこに打たれて中央の黒石が完全に腐りました。

中央が厚くなったせいで下辺も相対的に薄くなってしまいました。

これでかなり形勢を損ねた気がします。



ここを黒から打った場合白が手抜いて大場なら3のトビぐらいでも

Aからの出切りを見て攻めが復活しそうです。

かといって1に対して中央を守ると

それだけで結構な利かしになっていると思います。

こういうところ逃すのがダメなところなんだよなぁ・・・。



まぁ結果的には白もAじゃなくてBに打っていた方が良かったわけで

ここに黒から回る余地がないようならボウシからの攻めがカラぶってるから

そもそものボウシからの攻め自体がどうだったのかということにもなるのかな?



その後黒は左辺にかかってこう進行しました。



ここでうっかり這ってしまったのが負けてたら敗着になるような手でした。

握手連発・・・。この辺見直すと落ち込むわ。



我が事ながら這いに6に伸びてくれるとでも思ってたんですかね?ww

当然そんなことはなく後手を引いて中央の囲いに回られ形勢悪化。



あまり深く入ると死んでしまうけど

実戦の1はツケでピタリと止まっちゃうのが辛い。

とはいえこれで右下から下辺がそっくり地ならまだヨセ勝負にはなりそう・・・。

なんて思ってたら入ってこられました。

黒としては取りに行くよりありません。



ツケからこう進んだ時に・・・。



噛み取られないようにつぐと2のところ押されてから

曲げて滑られるともう取れそうにないです。



なので取りに行くならこのアテツギしかありません。



この後単純にかみ取ると4にトバれてあっさりゲットできます。



なので白はハイ。黒はここでつなぎます。



この後実戦はこう進行して白投了となりました。



実はあきらめて外からヨセられると黒コミ出せそうもないんですが

入っていった手前間違いを認めがたかったんですかね?



ついでに局後の検討では小目に入るよりカドに入ってれば

簡単な話だったという結論にもなったし

中盤の握手連打で形勢ド大差だっただけに

白は唯一の負け筋に進んでしまった感じでしたね。

まぁこうして内容を見てもわかる通り

最後に間違えたのが相手だったから

運良く勝っちゃっただけの話ではあるんですが

それでも今まで勝てなかった相手に初勝利できたことは嬉しかったですね。

黒側の反省ポイントを最後にまとめるなら



第一にこの局面でのA抑えでBに打つべきだったこと。



第二にこの局面で後手になるAハイで中央の消しBを打つべきだったこと。

まぁこっちはBは一例で中央どこに打つかが難しいんですけどね。

こういうところで差をつけられてしまうと

相手が間違えない限り勝てないので

手拍子を避けて丁寧に打つようにしたいですね。

ただあのレベルの相手でも終盤にうっかり間違えてくれることもあると分かった以上

本番では最後まであきらめないことも大事だなとも思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿