2017年1月24日火曜日

初台碁聖戦の反省~4局目

1月9日にあった大会のラスト1局。

ここまで1勝2敗だったのでなんとか負け越しは避けたいところ。

普段はたいてい切れ負けで秒読み付きの大会とかあまりないので

普段より時間設定的に長めの碁(それでも時間足りなくなるんだけどね)を1日で

4局打っただけに相手も疲れていた感じがしたけど

それに関しては相手もこっちも条件は一緒だからね。

ってことで俺の白番



相手はカカリ一本からの小目に寄せた中国流。




白は上辺星にはさんでスベリにツケたところ下からハネられました。



後手でもコレなら厚いかと思ったけど黒の割打ちが絶好だからどうだったかなぁ?



下からツメたところAに開かずに2のトビ。



ちなみにAに開くとこんな感じの進行になりそう。

これはこれでありな気がするから相手のトビは趣向かな?



とりあえず放置で1,3と下辺に展開したところ相手は即打ち込み!

これだけ厚くなったら△をうまく攻めていきたいけどどう攻めるのが良かったかな?

打ってる時考えてたのはABCの三択。



Aトビに開いたりしてくれるなら隅に鉄柱して地で打つんだけど

さらに手抜いてサンサンで稼がれたときに

△を攻め切れる自信がなかったので却下。



Cのツメは中央飛び出されてて攻めが続かなそうだったのでこれも却下。



ってことで実戦はBのボウシから行きました。

黒の2も不思議な感じだけど白がどう攻めるかも難しいんだよね。



で1のオキからさばきに来た時に

2のブツカリで反発したところ相手もブツカリで来たので



△同士を千切り合うフリカワリのような変化になりました。

黒を切り離して下辺が膨れたのも大きいけど

あっさり本体を治まらせてしまっているので判断が難しいです。



黒はカドに侵入してきました。



白が1で妥協したのにさらに2と突っ込んできたのでもう取りカケに向かいます。



こんなところをこんなに深く侵入されるなんて許しがたいことだからね。

取りカケに向かうのも仕方のないことだよね?



黒はコウダテで1の出を打ちましたが中央のダメが詰まるので

他の部分(Q16など)でコウダテを探したほうが良さそうでした。

実際1の出でダメが詰まったために



この1のトビが成立!

4に5と当て込んでダメ詰まりでコウも関係なく全滅です。



その後の実戦進行はコレで6のケイマで相手の投了となりましたが

さすがにここへの侵入は無茶だったんじゃないでしょうか?



というか黒は無理に入らずともAとかBとか打ってて形勢良いんじゃないですかね?

白は下辺だけですし左辺の黒も相当でかいですよね?

相手も結構強い人だけに手にできる自信があったのかもしくは

4局目で疲れてて短期決戦に向かってしまったのか?

そんな気もするんですよね。

じっくり打たれてたらちょっと白悪そうだっただけに

突入してきてくれたのはラッキーでしたね。

じっくり打たれていたら悪そうな局面になっていた原因としては

やっぱり右辺どう攻めようか?って場面で

あっさり治まらせ過ぎだったと思うんですよね。

右辺がハッキリ生きてしまうと上辺の厚みも働かなくなってしまうし

下辺一帯は実戦の突入も睨みつつ

外から寄せられていたら大したスケールでもないし。

う~ん。

どう攻めるのが良かったのかなぁ?

この碁に勝って結果としては2勝2敗。

負け越しは避けられたとはいえ、

トーナメント的には1回戦敗退なんですよね。

負け組リーグで勝ち越せてもそれじゃ結果的にはイマイチなんだよなぁ・・・。

1勝3敗でも1回戦で勝ってる人のほうが結果は出てるってことだからね。

初台の碁会所は定期的に予選をやっていて

予選の点数で区切って年に何度か本戦をしているようなので

これからも予定が合えば月に一度は打ちに行って

次回の本戦でリベンジして1回戦突破できるように(できればさらに勝ち進めるように)

腕を磨いておきたいと思います。

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